ສະບາຍດີ !!
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最近心に残った1フレーズ
”人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短い”
中島敦 『山月記』より
流浪の青年海外協力隊員 t28-miyaでございます。
ついに
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ついに
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5月から3ヶ月の予定で行っていた授業期間が終わりました。
本日授業期間と各生徒さんの成績に関するレポートを配属先の本部の方に提出してきました。
いやー、長かったですね。
この3ヶ月間は平日の月~木は1日4時間授業をして、金土日は教科書と教材の作成に費やすというかなりハードな日々を送っていたので、やっと終わったなという感じです。
この3ヶ月間に関するレポートを書いて提出し終えたところで、本日はこの3ヶ月間私が一体何を、どれくらい、どんな人たちに対してやってきたのかということとその所感について書いてみたいとおもいます。
少々長くなりますが、お付き合いいただけるとありがたいです。
まずは、一体どんなことをやってきたのかということについて箇条書きで羅列するとこんな感じです。
【期間】2015年5月4日~7月29日
【授業実施日数】43日
【授業実施時間数】172時間
【総生徒数】24名(女性7名)
【実施教科】
・パソコン操作基礎
・初心者向け Microsoft Office Word 2007
・初心者向け Excel 2007
・初心者向け PowerPoint 2007
・ネットワーク入門
・メンテナンス入門
ビエンチャン市内近郊で一般に働いていらっしゃる方を対象にパソコンの使い方や情報通信技術に関して教室を開設し教えていました。以下ちょっと詳しく見ていきたいとおもいます。
どんな人に対して??
生徒さんの年齢は21歳から50歳までで、平均すると29.8歳でした。大体自分と同じくらいの方を対象としていたという感じでした。
生徒さんの職業に関しては人それぞれで、電力関係などなど企業にお勤めの方や交通運輸省や司法省などの官公庁にお勤めの方、ユニークだったのはビエンチャン市郊外にカイソーン記念博物館というのがあるのですがそこの職員さんがいらっしゃっていたことですね。ちなみにみなさんラオス連合同盟という一般労働者向けの同盟に加盟されている方です。
何をやってた??
教えていた内容については実施教科の中にある通りで、一般的な使い方からOfficeの使い方、あとは自分の得意分野であるネットワークに関する技術とパソコンのメンテナンスに関する内容を教えていました。
ラオス国内に既存の教科書がないということで、内容については自分で考え、教科書や参考書のような教材を自分で書きながら日々の授業を進めていました。冒頭でも記したのですが、毎日自転車操業のような状態で日々を過ごしていました。我ながらなんとか耐え切ったなという感じです。
この中で受けが良かったのは
ネットワークの授業の中で、小規模のLANを構築したこと
です。
PC2台とスイッチングハブ、LANケーブルを使って、IPアドレスを割り振ってPC同士をつなげ、通信させてみるということをやってみたのですが、みなさんネットワークについてはよく知らなかったようでみなさんにとっては新鮮な内容だったようでした。ラオス国内ではLANが敷設されているオフィスが少なく、スタンドアロンでPCを使っているなんていうところがまだまだ多いのでこれを機にLAN敷設が普及すればいいななんて思っています。
受けがイマイチだったのは
wordの授業ですね
みなさん大体知っていらっしゃったようでそんなに面白くなかったようでした。写真を添付したりその形を加工してみたりした時はちょっと盛り上がりました。この国の人は写真が好きなようです。
あとはExcelの式や関数を用いた計算やIPアドレスのサブネットの計算など数字が出てくるものはみなさん大体できません。
以上やっていたことについてはこんな感じです。
やってみた所感
思ったこと①
弱い犬ほどよく吠える
色々と教えたり、一緒にやってみたり、テストをしてみたりするわけですが、約8割の方はそんなにできません。そういう方々は真摯に指示を聞いたり、自分で努力してみようとしたりせず、自分の判断とさじ加減で勝手なことをやり結局自分一人では何もできません。テストをすると大体カンニングをするし、アンケートをとると先生のラオス語のスキルが低いことと指導のペースが速すぎてついていけないといったような内容のクレームを必ず書きます。まぁ、この国の人というのは大体こんな感じの人なんだと思っています。ラオス語については確かにまだまだ足りない部分があるので早めにフォローアップを受けて改善を図ろうと考えています。でも大体の生徒さんの態度をみているとクレームに説得力がないものがほどんとのように受け取れるのでこの国の人は大体そんなもんなんだと思っています。
じゃあ、何も変えようとせず諦めるのかといういうとそうではなく次の思ったことに続きます。
思ったこと②
1~2割くらい必ずいるだろうできる人を見逃すな!!
大体の人はとても残念な方々でしたが、今回の24名中4名の方はとてもできる人でした。私の拙いラオス語の説明に一生懸命に耳を傾けてくれてこちらの指示した内容の意図に沿う作業や成果物を作ってくれました。もちろんテストをしても自分の力で取り組んでほぼ100%に近い結果を出される方々でした。
同郷の歌手である高橋優さんの「すばらしき日常」という曲の中に
”失望することばかりでも目を見張る価値があるもの”
という歌詞が出てくるのですが、今回やってみて実際にそういうものと巡り合えたような気がしました。
前述の8割の人たちを無理やり後述の1~2割の人のように変えること、それを上手いことやってドラマやマンガみたいなことをやってのけるというのはなかなか難しいです。
けれど、少しずつ種を蒔いていくようにわかってくれる可能性のありそうな人を見極めて少しずつ働きかけていく
こういうことも私たちJOCVの働き方としてはありなのではないかと実感しています。
失望することばかりでも目を見張る価値のあるものを見極めて気づく
きっと私たちにJOCVに必要なスキルです。
とまぁ、長々と書いてきましたが
今回自分自身にとっては初めて授業を企画して生徒さんに来てもらって教えるということで、至らない部分や足りなかった部分が多かったとおもいます。そんな自分をサポートしてくれた連合同盟のみなさん、そして何より3ヶ月間通ってきてくれた生徒のみなさんに感謝申し上げたいとおもいます。
みなさん本当にありがとうございました。m(__)m
ちなみに
今後は約2ヶ月間ほど新規教材の開発と次の期間の準備を行います。
今の所アンケートで希望が多かった画像処理(みんなPhotoshopを使いたいらしい…)とExcel VBA(自分がちょっとやったことがあるから)に関する教科書と教材を新規に開発してそれを次の期間で教えられればと思っています。
自転車操業期間は終わりましたが、仕事はたくさんあります。^^;
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それではまた。
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