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今回はあの話題の映画についてです。
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流浪の青年海外協力隊員 t28-miya でございます。
映画「君の名は」がラオスのビエンチャンセンターで上映されていたので鑑賞してきました。
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お客さんはほとんどがラオスの若い方でした。主人公の男子高校生が股間を触るシーンがあるのですが、そこでめっちゃ大爆笑が起こっていました ^^;
本当はシンゴジラが見たかったので、正直、あんまり期待はしていなかったのですが、せっかく見れる機会があるということで鑑賞してきました。
率直な感想は「うわっ、やられた!!」というような感じ
予想に反して、とても面白い映画でした。
複雑に入り組んだ時系列、距離感を巧みに操り、一つの結末に導いていく物語のいい意味での複雑さがとても面白かったのと、日本の地方を舞台にして自然、とくに星空を美しく描くビジュアルの壮大さがとても印象に残っており、すばらしい作品だと思いました。
私個人が感じたことですが、私自身も日本のものすごい地方出身、映画の中のセリフを引用すると、「ド田舎」出身であり、冒頭に描かれていた三葉が思う都会への憧れのようなものを思っていたので、そこにとても感情移入でき、共感できました。
海外の人に日本のイメージを問うと、大体の方が東京や大阪の大都会をイメージされると思います。このような映画によって日本の地方の自然豊かな美しいイメージが海外の人、映画を見に来ていたラオスの人にも伝わればと思います。
ネタばれになるかもしれませんが…。
ちょっと残念だったのが 最後二人の主人公が東京で再開して終るところ…。
結局は三葉も生まれ育った街を後にして東京に出てきてしまったんだなというところが残念でした。 あれだけ、苦労をして未曾有の大災害から街を救ったのだから、彼女自身が町長さんにでもなって産まれ育った故郷を盛り上げていくようなそんな結末だったら良かったなと思っています(そんなことになるわけありませんが… ^^; )
というのも、今、日本の地方は少子高齢化、人口減少が問題になっており、三葉のような若年層の女性人口の都会への流出は地方の人口減少、消滅地域の発生に直結する深刻な問題だと思います。
このような状況の昨今において、これほど影響力のある大ヒットアニメ映画の結末で若い女性を都会へ流出させてしまい、それをいい結末の物語に描くというのは上記の問題の深刻化に拍車をかける要因になりえるものではないかと思います。
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この映画自体が、若年女性の都会への人口流入に拍車をかけ、日本の地方を消滅においこむ隕石になり得ないかという危機感を感じざるを得ません。
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この映画のその後に期待したいのは 最後東京で再び出会った二人が、三葉の生まれ故郷に戻り、何か起業でもして地方を盛り上げていってくれるような、再びあの二人が持続可能な形で地方の街を救う、そんな未来を期待したいと思います。 変電所を爆発させて、防災無線をジャックして一つの街を未曾有の大災害から救ったのだから、きっとできるはずです。
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