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2014年6月1日日曜日

書評 「サムライブルーの料理人」

サバイディー!!



流浪の青年海外協力隊員候補者 t28-miyaでございます。



書評第2弾です。

本はいつも横手市立図書館で借りてます。

いつもありがとうございます。m(__)m

今回読んだ本は「サムライブルーの料理人」です。





本書はサッカー日本代表サムライブルー帯同シェフ、元Jヴィレッジの料理長である西芳照さんの半生と2006年ドイツワールドカップをはじめとする海外遠征に帯同し、代表選手やスタッフに食事を提供した経験談や体験談について書かれています。南アフリカワールドカップへの帯同の経験談については日記で詳細に書かれていて、食を通して代表選手とともに戦う西氏の様子がリアル記されています。また、巻末には本書の中で取り上げられている料理のレシピも記されているので料理に自身のある方は試してみてはいかがでしょうか。

南アフリカのワールドカップ

本田選手の無回転フリーキックを、遠藤選手が決めたフリーキックを、岡崎選手がもぎ取った一点を、パラグアイ戦最後のPK戦を…

どんな思いで見ていたでしょうか?

おそらく、その一本のフリーキックを、一本のシュートを選手がピッチ上で放つ為にどれだけの人の支えがあるのかという裏側の部分まで想像してみていた方はほとんどいないかと思います。

本書の内容はそんなピッチ上以外の裏側の部分をリアルにちょっとのぞき見れるようなそんな内容になっていると思います。

しかも選手たちの「食」を支えるという視点からその経験談や体験談が書かれた本書は世界的に見ても本当に貴重な資料なのではないでしょうか。

とくに、海外の遠征地の気候や風土、それぞれの状況に合わせた臨機応変な食材調達における計画性や工夫。

ただ料理を出すだけでなく、選手やスタッフに楽しんで食べてもらえるように工夫したライブクッキングの導入などの創意工夫の精神は料理に携わる人でなくても学ぶべきものがあると思います。

もうすぐ2014ブラジルワールドカップが開催されますが、そちらにも帯同されるようです。

さらに現在では、福島第一原発の作業者を対象としたレストランを運営されているようで、その人となりの良さに敬意を表せざるを得ません。

こちらに関しては続編の本も出ているようです。




今後の西さんの活躍、そして日本代表の活躍に期待したいですね。

以上t28-miya的書評でございました。


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