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2014年5月18日日曜日

書評 『奇跡のご当地ヒーロー「超神ネイガー」を作った男』を読んで

サバイディー

本を読んだので書評を書こうかと思います。

流浪の青年海外協力隊候補者 t28-miyaでございます。

本日ご紹介するのは

奇跡のご当地ヒーロー「超神ネイガー」を作った男

です。


少し古い本ではありますが、前から気になっていた本だったので読んでみました。

 本書はご当地ヒーロー「超神ネイガー」を生み出した海老名保(えびなたもつ)さんの「超神ネイガー」を生み出すまでの壮絶な半生と「超神ネイガー」の制作秘話やノウハウ、こだわりについて書かれた本です。

 既に「超神ネイガー」を知っている方にはすぐに理解いただける内容だと思いますが、知らない人も本書を読む事によって「超神ネイガー」を十分に知ってもらえるような内容になっていると思いますので是非多くの方に読んでいただきたい1冊です。

 率直な感想としまして、本書の中でご自身の事を二流だと行っているのですが、私はそうではないと思いました。

 理由は本書に書かれた「超神ネイガー」の制作秘話やこだわりを読めばわかるのですが、「超神ネイガー」の全てにおいて細部に至るまで緻密な設定がなされており、それらに妥協している点がほとんどない。
 
 特にネイガーを演じるのは必ず一人で、同時に複数の会場で興行を行うという事をせず、常に本物のネイガーを見せる事にこだわっているという点から、その興行を行う上で視聴対象になる人たちに常に尊敬の念を持って行われている。

 それが110万人の秋田県民の10%しかいない秋田の子供たちであるにもかかわらず…。

 この他にも様々な「超神ネイガー」制作秘話が記されていますがそれらの仕事ぶり全て一流といってもいい内容であると思い、本書から多くの事を学ぶべきだと考えます。

 私は特に
 「常に前向きな考えを持ち続ける事」
 「様々な人との出会いの機会や仲間を大切にする事」
 この2点を本書から学んだ気がします。

 秋田県では人口減少、少子化が大きな問題となっており、県全体に閉塞感のような雰囲気が漂っていますが、本書を読んで少し前向きになれたような気がしました。

 秋田の為に戦う「超神ネイガー」を見て育った秋田の子供たちが将来大人になったときに、何か秋田の為にと思って少しでも何か行動をしてくれる事を願いたいですし、そんなきっかけになればとてもすばらしい事なのではないかと思います。

 機会があれば是非皆様、ご一読いただければと思います。



 それではまた。

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