最近のビエンチャンは快適な天候の日が続いています。
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流浪の青年海外協力隊員 t28-miyaでございます。
【冒頭の ◯◯】
今日は冒頭のワンフレーズ
論理的に間違っていることを盲信して、雰囲気に流されて体が動いてしまう人は危険だと思う。
HORIEMON.COM 「私がSEALDsをdisる理由」より
相変わらず、教室を開講して教えている。
先週はExcelのテストを受けてもらった。
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ラオスの人たちは
申し訳ないが数字や数式に弱い。
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ただその通り入力すればいい数式や関数もうまく入力できない。
とにかく、セルに数式を入力するだけで一苦労という人が多い。
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テストの時もみなさんひーひー言いながら解いていた。
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といっても大体は資料をチラチラみたり、他の人と話したりしながら解いている。
素晴らしき文化として根付いたカンニングは社会人になってからも健在だ。
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そんな中でも、一人か二人はかなりできる人がいるもので、そういう方はひーひー行ってる人たちよりも早くやってのけてしまう。
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そういう早くできた人ができてない人に答えを教えるという、進歩発展のかけらも感じられない助け合いの精神も残念かつ素晴らしいことに随所に見られる。
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そんな中で、ちょっと危険な兆候を目にした。
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早くできた人がその答えを周りの人に教え始めた。
が、
その答えが明らかに間違っていた。
If関数を書くところだったのだが、条件式の書き方が間違っていた。
その早くできた人が間違った答えを周りの人に教え始めた途端、その周囲の人数人がチラチラ資料を見るのをやめ、その教えに従い、If関数をすらすらと書き始めた。
しかし、条件式は明らかに間違っている。
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やっと書き終えた人は、やっと問題が解けたとうれしそうだった。
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が、私はそれをみていてちょっと残念だった。
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というか、
何かとても危険な兆候ではないかと思った。
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私の授業を受けている人たちは子供さんや学生さんではなく、働いている社会人である。
それも、そのほとんどの人が、政府関係の省庁で働くいわゆる国家公務員の人たちだ。
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そういう人たちが、自ら確かめもせず、間違った答えを盲信しそれに従い答えを書き上げてしまった。
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あくまでも、日本からきた一ボランティアがやっているパソコン教室でのちょっとしたテストでの出来事だが
これがもし、
業務の中で、例えば今後の方針を決めるような重大な意思決定の現場でこのようなことが起こっているとしたら
と思うとちょっと怖くなった。
この国はどこへ向かいどこへいってしまうのか。
対話に主眼をおいたコミュニケーションが根付き、会話そのものや、血の通った会話によって得た情報を大切にするということはとても素晴らしいことかもしれない。
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ただそれだけに重きをおいて、自らの力によって得た情報を生かして、自ら考え、理論に基づいた意思決定をせず、ただ聞いたことを信じてしまうというのは少し危険なことなのではないかと思った。
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この国のすべての人がそうだとは思わないけれど、そうしてしまう人が多いのではないかと思う。
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時間をかけたり苦労してもいいので、自ら得た情報を理論的に解釈して何か方針を打ち出したり、意思決定をしたりするような努力をしてほしい。それを学んだり練習したりする機会を与えたいけど、なかなか難しい。
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PC隊員は、みんな何かマニアックで変な機械オタクみたいな人が多いなんて言われますが、
こんな風に人と向き合って苦労することだってあるんです。 ^^;
ラオスの人と向き合う上で役立つなと思った
ドミで見つけた本
Working with your Lao Partner
邦題をつけるとしたら
ラオス人パートナーと共に働くということ
みたいな感じになるのでしょうか。
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すべて英語ですが、ラオスの人と接する上でとても参考になります。
良書です。
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それではまた。
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